1. マーケティングEメールでLINEユーザーとのID連携(紐付け)ができるようになりました。
2. チャットフローの「If/then分岐」でプロパティ値の既知・不明で条件分岐できるようになりました。
重要な理由
1. これまで既存のコンタクトとLINEコンタクトを紐付けるには、ユーザーに何かしらのアクション(フォームの送信やチャットボットでの入力)を行なってもらう必要がありました。
2. 値の既知・不明の条件で分岐が利用できないことで、チャットフローのロジックが複雑になる場合がありました。
仕組み
1. カスタムQRコードのURLパラメータにRecord IDを指定することで、LINEコンタクトと指定したRecord IDのコンタクトを紐付けできます。値はURLパラメータ ?m= で指定してください。
例)https://lhcn.li/line/source/XXXXXXX?m=101
Record IDの設定はマーケティングEメールのパーソナライズトークン「Record ID」を利用します。またGoogle Charts APIを利用してEメール本文にQRコードを埋め込むことも可能です(参考「HubSpot Hacks #9 HubSpotの中でQRコードを発行して受付を省力化」)。
例)QRコードを表示するHTMLタグ(& 画像クリックで認証ページを開く)
<a href="https://lhcn.li/line/source/XXXXXXX?m=" rel="noopener">
今回の製品アップデートにより、
- フォーム送信やミーティング予約後のメールでLINE友だちの追加を促す- ECサイトでの注文後のメールでLINE友だちの追加を促す
などの運用ができるようになりました。該当のリンク(またはQRコード)から認証した場合、HubSpotの既存コンタクトにLINEのユーザー情報が紐付きます。
尚、上記リンク(とQRコード)はコンタクト毎に異なります。ユーザーが受信したメールを第三者に転送し、そこから別のユーザーが友だち登録した場合は紐付けが不正になりますのでご注意ください(その場合は手動でデータ修正する必要があります)。
2. チャットフローの「If/then分岐」アクションの設定で「既知である」「不明である」を選択できるようになりました。プロパティー値の有無で以後のロジックを分岐できます。