製品アップデート: 2022年7月19日

製品アップデート

1. LINEメッセージの配信基盤を刷新し、大量メッセージの配信速度を大幅に改善しました(Google Cloud Pub/Sub・Cloud Functionsで配信処理を並列化)。
2. チャットフローの質問アクションに入力チェック機能を追加しました。
3. SMSのロケーションを日本に変更しました。

重要な理由
1. これまで大量(10,000人以上)のユーザーにLINEメッセージを配信する際、配信完了までに15分ほどかかっていました。またHubSpotのワークフローから大量のメッセージを配信する際にエラーになる場合がありました。
2. チャットフローの質問アクションでユーザーにキーボード入力を促す際、入力された値をチェックすることができませんでした。
3. SMS(ショートメッセージ)の配信でタイムアウトエラーが発生する場合がありました。

仕組み

1. LINEメッセージの配信を並列で処理することで、配信速度が10倍以上改善しました。30,000人のユーザーにLINEメッセージを配信する場合、3分程度で配信が完了します。

下記の例では、500台ほどのサーバーが即時に立ち上がりメッセージを配信しています。

また、HubSpotワークフローからの送信リクエストも並列で処理するように改修しました。これによりシステムに負荷をかけることなく常に即時送信できるため、ワークフローのアクションの「即時送信」フラグは廃止しています。

※尚、ワークフローからテンプレートを用いて配信する場合は、HubSpot APIの実行回数制限により、配信に1分〜5分程度のタイムラグが生じる場合があります。

2. 質問アクションの「入力の検証」でチェックしたい値のパターンを指定してください。「メールアドレス」「電話番号(ハイフンなし)」「カタカナ」のパターンを用意していますが、正規表現を用いた独自の入力チェックも可能です。

3. SMS送信時に日本のロケーションを利用するようにしました。受信についてはTwilioに設定するWebhook URLにパラメータ「#e=tokyo」を付与する必要があります。日本のロケーションをご希望の場合はご設定ください。

参考)Webhooks (HTTP callbacks): Connection Overrides

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著者について
川野忍

Founder, CEO & Product Manager。大企業向けCRMソフトウェアの研究開発や米国企業でのエンジニア職を経て、2019年にリトルヘルプ・エージェンシー合同会社を創業。
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